“怒涛の怪力”ストロング小林さん死去

IWA世界ヘビー級チャンピオンとして国際プロレスのエースだったストロング小林さん(本名小林省三)が2021年12月31日午前7時21分に肺膿のため死去した。享年81歳。

小林さんは「猫の世話を頼むよ」と言い入院し、コロナで病室に入れない家族とのスマートホンを使ったテレビ電話の画面越しで、かわいがっていた姪へ「明日、帰るからね」と声をかけたのが最後の言葉となったとのこと。

小林さんは1993年2月13日、愛知県東海市民体育館でのPWC旗揚げ戦のテレビ解説で来場しており、試合後に「ルー・テーズの弟子なんだ。僕もメキシコでルー・テーズに会って…」と話しかけられ、その後、年賀状のやりとりがあった。

国際プロレスを離脱して、1974年3月19日に蔵前国技館でNWF世界ヘビー級王者アントニオ猪木に挑戦した試合は、日本プロレス界の最高試合であった。

謹んでご冥福をお祈りいたします。