ルー・テーズ道場の正式名称「バージニア・レスリング・アカデミー」のあったバージニア州ノーフォークは首都ワシントンDCから大西洋に出たハンプトンローズ地域にある。日本での東京から太平洋に出る地域の神奈川県横須賀市といったところか。全米最大、世界最大の海軍基地があり、空には軍用機がビュンビュン飛んでおり、海辺には宇宙戦艦ヤマトのような軍用戦艦ウイスコンシンなどがいて、湾岸戦争時には住宅街を爆音轟かせた戦車が走っていた平和な街です。ダウンタウンにはダグラス・マッカーサー記念館があり、マッカーサー夫妻が眠る。
プロレスにおけるノーフォークはノースカロライナ州、サウスカロライナ州、バージニア州のミッドアトランティック地区と呼ばれたNWAジム・クロケット・プロモーションズのテリトリーで、1977年6月9日には、NWAノースアメリカンタッグ選手権試合・王者チーム・タイガー・ジェット・シン&上田馬之助（DQ）挑戦者チーム・●坂口征二&ストロング小林が行われた。
ルー・テーズ道場には、蝶野正洋選手、北尾光司選手、田村潔司選手も来た。テーズ道場の隣のブロックに1971年までのプロレス会場だったノーフォーク・アリーナがあり、全盛期のルー・テーズはこのノーフォーク・アリーナで何度も試合をしたという。徒歩数分で1971年以降の新会場であるスコープ・コロシアムがあり、1979年11月22日にはバディ・ロジャースvsリック・フレアーのネイチュアボーイ対決も行われており、WCW, WWEがビッグマッチを行っている。
MLBの「ニューヨーク・メッツ」の傘下の3A「ノーフォーク・タイズ」があり、メッツから降格した新庄剛志選手、石井一久選手（奥様は元フジテレビアナウンサー木佐彩子さん）、高津臣吾選手らも住んでいた。1994年にはボビー・バレンタインが監督を勤め、その後ニューヨーク・メッツ監督に昇格してワールドシリーズに出場した。
ノーフォークはセントルイス、タンパ、シャーロッテ、ダラス、アマリロ、アトランタ、ミネアポリス、ニューヨークと並ぶプロレスの歴史の地である。
セッド・ジニアス Sad Genius 
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